ハイテクセガ久米川店（1988-1989 想像図）

制作：ZAD
監修：WOW

（公開:2020.3.22　更新:2020.4.14）
私の中で特に思い出深いゲームセンターです。この想像図は縁あってWOWさんに監修していただきました。そのお陰で想定以上の出来栄えになったと思います。
ここは1988年から1991年までの高校生活の間、最もよく行ったゲームセンターでした。西武新宿線久米川駅周辺は市一番の繁華街です。駅の南北に商店が広がり、当時は特に南側が栄えていました。今でもたまに立ち寄りますが随分寂しくなったと感じます。個人商店が多勢でスーパーマーケットはまだ少なかった時代です。スーパーマーケットが増えると街は寂しくなっていくという相関があるんでしょうか。老若男女問わず居て、多種多様な店舗が入り乱れている、あの頃の街の雰囲気をもう一度感じたいですね。

周囲には個人経営の「暗い」ゲームセンターがまだ多い中、ここは「安全に」ゲームを楽しめる場所でした。しかも市内唯一の大手の直営店。自然とゲーム大好き少年達が集まる場になったのだろうと思います。それだけでなく客のお兄さん方も（他と比較して）優しかったですね。常連客のうち上は20台前半、下は小学生といった具合でした。歳の差、家庭環境や境遇の違いなんて気にしない、好き同士の付き合いという「幸せ」を私はここで教わりました。そしてそれが儚く終わるものだということも。

以下バイトさんや常連達との思い出のいくつか...
・久米川ボウルで早朝ボウリング後、入り浸る。
・腹が減ったら商店街の団子屋で海苔巻きを食う。隣にコンビニが出来るのは後日。
・集合して立川・国立・東久留米・所沢などへ出かける。もちろんゲーセン目当て。1名だけバイクであとは自転車。
・何人かはバイトのMさんやOさんと深夜ファミレスで朝までゲーム談義。
・自転車好きのMさん。ZAD自転車の整備不良を指摘し直してくれる。
・ハイスコアボードを設置するも全国集計とは関係ない。
・ゲーム中（当然向かい合いながら）年上の兄さんによる人生相談。

まだまだ沢山あるけれどこのくらいで。